拙いブログに訪れていただきありがとうございます。
今日の出雲は 午後から雲が東へ離れ晴れました。
汝、星のごとく いい本でした。
瀬戸内海の島では、噂がすぐ広まる。
そんなうわさ話は暮らしの楽しみですわね。
少女 暁海 島生まれで父親が出て行った自立しない母親。
少年 青埜 櫂 (実は の が読めず と と読んでいました。)
母親がこれも男に頼るだけの女。
---------------------
暁海 鬱になった母親を捨てておけず島を出れない。
その後 刺繍などで売れっ子になる。
櫂 上京し 漫画の原作者で成功する。
-----------------
13年間の空白を置いて 最後は櫂が島へ花火を見に帰るが
既にがんで最後の旅だった。
ハッピーエンドにしないのがこの本の深いところでしょうか。
ふたりや周りの人々の気持ちを
丁寧にていねいに 書いてあり 感動しました。
-----------------
本の 魅力。
装丁 デザイン、 紙の色合いと質感。
星の世界と 日の沈んだ後の 暗闇。
それを感じる 色使いでした。
お見事です。