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ソニーコロンダ sonnykorondaのブログ

ジャズが大好き。小農業も。飛行機も。下手なバンドマンです。

2004年11月 カンボジアエアー

やっとこさ さんかく 千早茜著を読み終えました。

拙いブログに訪れていただきありがとうございます。

今朝の出雲の山中は5度でした。

先月までは朝方の外はマイナスでしたから、

ちょっと楽になりました。

 またまた さんかくです。

うしろ 表紙

 京都が舞台。 主役は三人。

東京の暮らしと男に疲れたアラフォーのイラストレーター。

 高村 料理が上手い。

厨房機器営業の青年 正和。優柔不断かな。ずかずか言わない。

本命の彼女は 華。

大学で動物の解体をして

研究から離れられない。彼が好きだが一生研究から

離れられないと思っている。 

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千早茜さん 京都大学医学生なのかと思うぐらい

変わった題材でまた、その解体の描写が細かい。

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正和がイラストレータの部屋に同居することになったかは

読んでいただくことにして、年下の男性が同居するようになると、

自然と正和の好きな料理を作るようになりますね。

 塩お結びの弁当を持たせる。職場で人気がでる。

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このまま暮らしてゆきたい思っているような高村は、

正和は華とどうするのか聞かない。

 引き際を思ううちに 知人から東京での仕事に誘われる。

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 さいごはどうなるかは別として、

料理中の描写、煮える音、咀嚼する音、

はしと菜箸に至るまでの

風景の描写 が素晴らしい。

 腹が減る本です。

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華と 女性が出会うパン屋でのぶどう食パン

正和が華に 同居しているがただの先輩と嘘をついてるパン屋の場面。

 ここがこの本のみそ だと思います。

きっと映画化されたら 面白い場面でしょう。

 正和に聞いていたパン屋へ入ると高村さんがいる。

 全粒パンを予約した高村です、と名乗る。

正和に 同居しているのはコウムラという 先輩だと

聞いていた。女性だとは言わず嘘をついていた。 

 女性は店員さんに、ぶどう食パン焼けましたと

すすめられる。

 同居人がレーズンが嫌いでね、一斤を冷めるまで

切り分けられないからという。

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華は忙しくて 正和の好みを知らなかった。

 高村が出た後 慌てててぶどう食パンを買う。

口惜しさが滲み出ている。

 帰路の公園の椅子で 手でちぎりパンを食らう。

熱いものがパンに落ちる。

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 映画ならどんなキャストになるでしょう。

顔のイラストもないから、

わたしの齢に知り合った女性を薄っすら

浮かべて読んでいる。

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挿画に惹かれ 本を買うようになりました。

つぎはどれにするか、小さな街の本屋さんへ

早く行きます。

 

 

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